情報は
流れる川のような存在である。
源流は、混じりけがなく
透き通っている。
そのクリアな
水は売れるかもしれない。
他方、下流にいくと、
支流から集まってきた水や雨水
などと混じり合い、濁っていく。
それを、飲み水として
買う人はいない。
情報もよく似ている。
一番価値が高いのは
経験者自身が発信している情報。
それは源泉、１次情報と呼ばれる。
一方、テレビや本、新聞で
発表される情報は
編集部や記者によって
加工されている。
これは、
２次情報、３次情報と呼ばれ、
鮮度、信頼度ともに低い。
伝言ゲームからもわかるように
情報は人を介せば介するほど
変質していく。
例えば、ニュース番組を見て
アメリカと中国は仲が悪い
と思っている人は多い。
ところが、貿易上、両国は
ガッチリとつながっている。
アップル製品の大半は
中国で作られているのだ。
そういうことは
現場の人間なら
わかっている。
商売でも同じだ。
本当に儲かる話は、
テレビなどではなく、
その商売の実践者本人の口から
漏れる場合が多い。
だから、
ソフトバンク創業者の孫正義は
日本マクドナルド創業者の藤田田の
本を読んだ後、本人に
会いにいったのかもしれない。
「踊る大捜査線」のように
事件だけでなく、カネ儲けも
現場で起きているのだ。
本を読んでいるだけではなく
その著者とご飯に行けば
驚くような裏話に接することは
珍しくない。
米大手携帯会社の役員が、
人間行動の数学的解析の
第一線の研究者だった
Ａ・Ｌ・バラバシに連絡を取り、
彼の研究への投資と引き換えに、
自社に大きな利益をもたらす
宣伝と営業の方法を手に入れたことも
１次情報源に接する
大切さを示している。
そもそも本当に良い話を
無料で大多数に公開しようと
言う人はよほど良い人か
よほどのバカかどちらかである。
だから、基本的に良い話は
あまり出まわらない。
（反対にネガティブな話や
フェイクニュースほど
急速に広まる）
でも、成功者たちと
良い人間関係を築けると、
ポロっと教えてもらえたりする。
成功している経営者の多くが
ゴルフに行き、北新地に行くのは
だからかもしれない。
ちなみに、人間関係はもちろん
相手から良い話を聞き出すという
「会話の質」も大切である。
（矢野和男、２０１４年）
２０２０年、ぼくからマスクを
仕入れて大儲けした商売人たちが
何人かいる。
彼らは、ぼくのメルマガから
「マスクが入手可能」という
１次情報を得ていた。
単に知っていると知らないの差
すら結果を大きく左右する。
ぼくは若い頃から
ロータリークラブや青年会議所に入り、
有名な創業初代成功者に会いに行ったり
海外の展示会へ視察に行ったり
手と足を駆使して、人脈を広げてきた。
本を出版したり、
講演講師になったことは
それを人一倍、容易にしてきたと思う。
人脈拡大の最大要因は
紹介が紹介を呼んだことだろう。
結果的に、ぼくは
ストラクチュアル・ホール（下図Ａさん）
のような存在になった。
図出典：入山章栄氏によるNewsPicks記事
この構造は
ぼくの現在の仕事の
最大の優位性となっている。
このメルマガでは、
こうしたネットワークから
集まってくる１次情報を
わかり易く加工して
発信している。
つまり２次情報メルマガだ。
ってアカンがな！
否、ご安心を。
大切な部分がそのまましっかり
伝わるように配慮している。
しいて言うなら
「準１次情報」だ。
皆さまの商売の
お役に立てば幸甚。
しかも購読無料。
ドクターＫのカネ持ち修行日記
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プロフィール
クロイワ ショウ
元ノンフィクション作家・工学博士
近畿大生物理工学部生物工学科卒業。
国立NAIST博士課程修了。
専門：進化計算の応用
２０１９年～
北海道文教大学客員教授
２０１７年～
長春大学旅游学院客員教授（中国）
２０１５年度
大阪大学経済学部非常勤講師
２０１３年～
ロータリークラブ会員
２０１８年～２０２２年
ワンワールド・エメラルド
１９７９年
大阪のサラリーマン家庭に生まれる。
大学院在学中に起業するも失敗。
バリ島で大富豪アニキと出会い
その成功法則を出版。
他著作全１０冊。
処女作「出稼げば大富豪」が
堤真一主演で映画化。
（ポニーキャニオン、２０１４年）
数年前から「歩く広告塔」。
（白衣への広告収入が
６５０万円に達する）
現在、ペットリボン最大手
「福輪商事」や元ＣＣＣグループの
「アークスリーインターナショナル」、
三河安城の運送会社「ヒロセーロジ」、
大阪泉州の古物商「八船」など
多数の成功した中小企業の顧問を兼任。
時折、フジサンケイビジネスアイ誌に
コラムを寄稿。
※似顔絵はモンキースマイルスタジオ
谷純一先生 作
プロフィール
